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平成27年12月第403回定例会−12月18日-05号

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  1. 鯖江市議会 2015-12-18
    平成27年12月第403回定例会−12月18日-05号


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    平成27年12月第403回定例会−12月18日-05号平成27年12月第403回定例会               第403回鯖江市議会定例会会議録    …………………………………………………………………………………………          平成27年12月18日(金曜日)午前10時00分開議    ………………………………………………………………………………………… 〇出席議員(20人)                 1番  福 野   葵                           2番  大 門 嘉 和                           3番  山 本 敏 雄                           4番  佐々木 一 弥                           5番  福 原 敏 弘                           6番  佐々木 勝 久                           7番  小 竹 法 夫                           8番  林   太 樹                           9番  遠 藤   隆                           10番  帰 山 明 朗                           11番  石 川   修                           12番  奥 村 義 則                           13番  木 村 愛 子                           14番  丹 尾 廣 樹
                              15番  平 岡 忠 昭                           16番  末 本 幸 夫                           17番  水 津 達 夫                           18番  蓑 輪   昇                           19番  玉 邑 哲 雄                           20番  菅 原 義 信    …………………………………………………………………………………………    〇欠席議員(0人)    …………………………………………………………………………………………    〇説明のため出席したもの  市長           牧 野 百 男                  副市長          池 田 達 昭                  教育長          辻 川 哲 也                  地方創生統括監      三 上 裕 介                  総務部長危機管理監   東 井 忠 義                  政策経営部長       斉 藤 幸 治                  政策経営部情報統括監   牧 田 泰 一                  健康福祉部長       伊 部 雅 俊                  産業環境部長       中 村 修 一                  都市整備部長       安 原 俊 憲                  教育委員会事務部長    友 永 英 宣                  会計管理者        岩 壁 範 幸                  監査委員事務局長     三田村 節 子    …………………………………………………………………………………………    〇説明補助者として出席したもの                  総務課長         軽 部 利 宣                  秘書広報課長       関 本 光 浩                  財政課長         中 嶋 誠 一                  社会福祉課長       畠 中 則 幸                  商工政策課長       青 山 英 彦                  農林政策課長       西 村 郁 夫                  土木課長         塚 本 一 浩                  教育審議官        柴 田 直 昌                  教育総務課長       福 岡 正 義    …………………………………………………………………………………………    〇職務のため出席したもの  議会事務局次長  八 田   宏                  議会事務局参事  山 口 達 哉                  議会事務局主任  小 澤 仁 美                  議会事務局主任  佐々木 裕 基    …………………………………………………………………………………………                開議 午前10時00分 ○議長(末本幸夫君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  御報告いたします。議会事務局長高尾副次君から、都合により欠席の届け出が出ております。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。  議会運営委員会が開かれておりますので、その結果について、委員長から報告を求めます。  議会運営委員長 玉邑哲雄君。              〇議会運営委員長玉邑哲雄君)登壇 ◎議会運営委員長玉邑哲雄君) おはようございます。  第403回定例会運営につきまして、本日開催いたしました議会運営委員会における審査の結果を御報告申し上げます。  今期定例会に付議されます案件につきまして、鯖江教育委員会委員の任命、鯖江公平委員会委員の選任、そして鯖江固定資産評価審査委員会委員の選任についての人事案件議案が追加提案され、また、教育民生委員会および総合戦略等特別委員会から提出される市会案2件を日程に追加し、本日の会議において審議することで意見の一致を見た次第であります。  本委員会決定どおり議員各位の御賛同をお願い申し上げまして御報告といたします。    ………………………………………………………………………………………… △日程第1.陳情の審査結果 ○議長(末本幸夫君) 日程第1、陳情の審査結果を行います。  第402回定例会において継続審査となりました陳情第2号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書(決議)の採択を求める陳情書について、教育民生委員会に付託いたしました陳情審査結果について、委員長の報告を求めます。  教育民生委員長 佐々木勝久君。             〇教育民生委員長佐々木勝久君)登壇 ◎教育民生委員長佐々木勝久君) 教育民生委員会に付託を受けました陳情1件について、12月10日に行いました審査の主な概要および結果について御報告を申し上げます。  陳情第2号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書(決議)の採択を求める陳情書でありますが、年金積立金管理運用独立行政法人GPIFの平成27年度第2四半期である7月から9月の運用状況の公表を踏まえ審査いたしましたところ、委員からは、今回マイナスとなっているが、株式は長期的な視点で見ないといけない部分もある。リスクがある以上、安全に運用してほしいという意見。また、GPIFの運用には保険料拠出者である被保険者意見が反映されていない。今回のように8兆円の損失を出しても、理事が補填するわけでもない、ガバナンス体制に被保険者の意思が反映されていないということに大きな問題点があるのではないかという意見。また、政府が一方的にGPIF基本ポートフォリオの見直しなどの改革を求めたことが今回の8兆円近い損失につながったので、いま一度国においてリスク性資産の割合を高めたことに対して改めて議論をしてもらう必要があると考えるという意見もありました。  以上のような経過を踏まえ採決をいたしました結果、挙手全員により採択することと決しました。  後ほど市会案として意見書を提出させていただきますので、議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。  以上、教育民生委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(末本幸夫君) ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  陳情第2号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書(決議)の採択を求める陳情書を採決いたします。教育民生委員長の報告は採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、陳情第2号は採択と決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第2.議案審査結果 ○議長(末本幸夫君) 日程第2、議案審査結果を行います。  先般、所管の委員会に付託いたしました議案第68号 平成27年度鯖江一般会計補正予算(第3号)ほか11件を議題とし、各常任委員会審査結果について報告を求めます。  最初に、総務委員長の報告を求めます。  総務委員長 平岡忠昭君。              〇総務委員長平岡忠昭君)登壇 ◎総務委員長平岡忠昭君) それでは、総務委員会に付託を受けました議案4件につきまして、12月10日に開催しました審査の主な概要ならびに結果について御報告申し上げます。  初めに、議案第68号 平成27年度鯖江一般会計補正予算(第3号)中、第1表歳入歳出予算補正歳入全般歳出、款2総務費、第2表債務負担行為補正コミュニティバス運行事業)、第3表地方債補正についてであります。  歳出交通対策費コミュニティバス運行事業費で、ダイヤ改正等時刻表の変更のための委託料100万円を補正するとの説明であるが、今年度、歴史の道線をオンデマンド方式で運行する実証実験を行った結果、来年度からは中央線の路線を拡充し、定期路線で運行するとのことだが、その理由はとの質疑に対し、今年度オンデマンド方式による実証実験として運行してきた歴史の道線については、規定のルートを規定の時間帯に利用者からの連絡を受けて、要望のあった区間だけを運行する方式で運用してきたが、利用者の増にはつながらなかった。関係地係住民へのアンケートの実施や水落町2、3、4丁目の区長への聞き取りなどを行った結果、電話してまで利用するといった方式はなじまないという意見や定時・定路線運行が望ましいとの意見があったこと、また、交通空白地帯の解消を考慮した結果、平成28年度は中央線を延長して午前・午後各1便を水落町3、4丁目に乗り入れる方法で運行したいとの答弁でありました。  次に、普通交付税として2億1,500万円余が歳入に計上されているが、歳出を見ると、財政調整基金に1億7,000万円、減債基金へ5,000万円積み立て予算となっている。これを見ると、交付税で入ってくる額がそのまま基金への積み立てになるように感じるが、そう考えればいいのか。また、なぜこのような時期に積み立てを行うのかとの質疑に対し、今般、交付税の額が示され、それを歳入として計上した。現在のところ、それを財源に補正予算で緊急に対応すべき事業があるわけではなく、これから始まる当初予算編成に備えるとともに、行財政アクションプログラム基金残高目標値に少しでも近づけるべく積み立てるものであるとの答弁でありました。これに対し、対応すべき事業がないということはない、各地区でまだまだ望んでいる事業があるはずだと思うがとの質疑に対し、補正予算を組んででもしなければならない事業がある場合は、当然、そのように対処している。これから始まる当初予算編成に向け、そのあたりも精査しながら予算管理を行っているとの答弁でありました。  次に、議案第71号 鯖江個人番号の利用および特定個人情報の提供に関する条例の制定について、および議案第72号 鯖江個人番号カードの利用に関する条例の制定についてでありますが、現在の住基カードはどうなるのかとの質疑に対し、個人番号カードが発行開始されることに伴い、住基カードの交付は12月28日で終了する。ただし、有効期間内の住基カードはそのまま利用できるとの答弁でありました。  また、条例によって、個人番号カード図書館での蔵書の貸し出しが可能となるのか、また、今までの貸し出しカードは利用できなくなるのかとの質疑に対し、個人番号カードでも蔵書の貸し出しは可能となる。また、現在使用している図書館専用貸し出しカード貸し出し機能つき住基カードも引き続き使用できるとの答弁でありました。  次に、議案第75号 鯖江税条例等の一部改正については、理事者の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第68号および議案第71号については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと、議案第72号および議案第75号については、全員の賛成をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。  以上で総務委員会の報告を終わります。 ○議長(末本幸夫君) 次に、産業建設委員長の報告を求めます。  産業建設委員長 佐々木一弥君。          〇産業建設委員長佐々木一弥君)登壇 ◎産業建設委員長佐々木一弥君) 産業建設委員会に付託を受けました議案8件について、12月10日に行いました審査の主な概要ならびに結果について御報告申し上げます。  最初に、議案第68号 平成27年度鯖江一般会計補正予算(第3号)中、第1表歳入歳出予算補正歳出、款4衛生費、款6農林水産業費、款8土木費および第2表債務負担補正環境教育支援センター管理運営事業およびごみ収集事業)についてでございますが、まず款8土木費道路維持費についてでございますが、これまで市が除雪を行っていた路線の一部を自治会除雪機械を購入し除雪を行う場合に、500万円を上限に除雪機械購入金額の全額を補正するものであるとのことだが、自治会への補助金と市がこれまで除雪にかかった費用などを比べると、特に経費が削減されたわけではないようだが、どういった意図でこの事業を行うことになったのかとの質疑があり、これに対して理事者からは、除雪業者の数やオペレーターの確保が将来的に困窮するおそれがあること、その中で、市として幹線道路の除雪を主眼に置いておく必要があることなどを鑑みて、次善の策として、地元に積極的に生活道路の除雪を行っていただくことで対策を講じるもので、地元としても、出動や時間など、雪に応じて判断して除雪ができるなど、市と地元、お互いにとって利益があるものではないかということで、今回、この案を出させていただいたとの答弁がありました。  また、今回は1自治会のみでの採用だが、他の地域からの要望はなかったのかとの質疑があり、これに対し、今年度の要望はこの1自治会のみだが、今回の取り組みをモデル地区というような位置づけとし、次年度以降、他の自治会へも広げていきたいと考えているとの答弁がありました。  次に、議案第70号 平成27年度鯖江水道事業会計補正予算(第2号)については、理事者の説明を了とし、特段申し上げるべき質疑はありませんでした。  次に、議案第73号 鯖江地元企業就労者支援住宅の設置および管理に関する条例の制定についてでございますが、支援住宅シェアハウス河和田)の家賃について、定員4名が入居した場合での減価償却を考えて算出したというのはわかるが、数年後、入居者が減っていった場合のことを考えて、半数の入居者でも採算がとれるように考えてはどうか。また、35歳以下という年齢制限についても、もっと柔軟性を持たせた方がよいのではないかとの質疑があり、これに対して、このシェアハウスは、これから河和田地区の企業に勤務される若い方にお貸しする物件ということで、若い方は比較的収入が少ないだろうということ、ひとり暮らしで不安なときに、住人同士で話し合ったり地域との交流を持つ中で、鯖江もしくは河和田の生活になじんでいただくことを想定している。35歳を過ぎると、ある程度収入がふえ、地域の生活にもなれてくると思うので、次の世代の方にまた入っていただくというイメージで利用していただきたいと考えているとの答弁がありました。これに対し委員からは、なるべく空き室が出ないように、地元企業などと情報交換をしていくことや、シェアハウスに看板を設置し、地元産業のアピールをしてはどうかとの意見がありました。  さらに、地区や自治会とのかかわりについてはどのように考えているのかとの質疑があり、これに対して、入居者が地元の方に受け入れていただけるか市としても大変気がかりであったが、町内の役員の方からは、町内のみんなで迎えるので入居者には早くなじんでほしい、心配事があったらいい方向に考えていくので相談するようにしてほしいと、温かい対応をいただいている。地元と入居者が快適な生活ができるように、これからも調整を図っていきたいとの答弁がありました。
     次に、議案第74号 鯖江下水道事業設置等に関する条例の制定については、理事者の説明を了とし、特段申し上げる質疑はありませんでした。  次に、議案第76号 鯖江農業集落排水処理施設設置および管理に関する条例の一部改正について、および議案第77号 鯖江下水道条例の一部改正についてでございますが、この案は、下水道料金基本料金を100円、従量料金をそれぞれ20円ずつ値上げするものである。鯖江市の下水道料金は他市よりも高いと言われるが、どのような要因があるのかとの質疑があり、これに対して、下水道料金が高額になっている要因として、鯖江市は地形的に河川が多く、これをクリアするのにポンプ場などの施設が必要となり、建設投資が大きくなったこと、また、公債費ピークを迎えていることなどが挙げられる。現時点では大規模な改修計画もないことから、今後は公債費ピークを過ぎれば、ある程度経費を抑えていけるのではないかと考えている。市民の皆様には、御負担をおかけすることになりますが、何とぞ御理解をいただきたいとの答弁がありました。  次に、議案第78号 鯖江環境教育支援センターにおける指定管理者の指定についてでございますが、今回、第3期目の指定管理者に1団体が手を挙げ、選定基準を満たした結果、現指定管理者である特定非営利活動法人エコプラザさばえを選定したということであるが、今後5年間指定管理を請け負うに当たり、監査の体制、毎年同じ金額での契約について、どのように考えているのかとの質疑がありました。これに対して理事者からは、監査の体制については、チェック体制を新たに考えながら状況の確認や情報提供が密にできるように進めていきたい。また、事業内容については、その年によって力を入れていくべき事業があるので、団体の柔軟性を活用しながら、新たな事業の取り組み、あるいは事業の組みかえなども考えながら進めていきたいとの答弁がありました。  さらに、委員からは、環境教育を精いっぱい行っていただいている中で、今後、ある程度の成果を指定管理者にも求めていき、そういった面での精査もしていくべきではないかとの意見が出ました。  次に、議案第79号 市道路線の認定については、理事者の説明を了として、特段申し上げるべき質疑はありませんでした。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第68号、議案第70号、議案第73号、議案第74号、議案第76号、議案第77号、議案第78号および議案第79号の8件は、いずれも全員の賛成をもって原案のとおり可決するものと決しました。  以上で産業建設委員会の報告を終わります。 ○議長(末本幸夫君) 次に、教育民生委員長の報告を求めます。  教育民生委員長 佐々木勝久君。          〇教育民生委員長佐々木勝久君)登壇 ◎教育民生委員長佐々木勝久君) 教育民生委員会に付託を受けました議案2件について、12月10日に行いました審査の主な概要および結果について御報告を申し上げます。  まず、議案第68号 平成27年度鯖江一般会計補正予算(第3号)中、第1表歳入歳出予算補正歳出、款3民生費、款10教育費についてでございますが、まず、民生費児童クラブ施設整備費について、来年度から実施予定神明小学校河和田小学校などでの放課後児童クラブ開所準備に係る費用でございますが、委員から、神明小学校空き教室で始めるのに伴い、現在の児童クラブ受け入れの継続および廃止の予定はとの質疑に対し、理事者からは、定員に対して利用者の少ないところについて、取りやめる方向で検討しているところであるとの答弁がありました。  これに対し委員から、取りやめや現在定員以上の受け入れをしている児童クラブの人数をどのように調整をするのか、友達との関係で変わりたくないお子さんもいるのではないかとの質疑に対し、理事者から、学校から児童館に行くまで、車や雪などの不安があるが、小学校の敷地内であれば移動での心配がない点も踏まえ、お話ししていこうと思っている。小学校以外の施設での希望が多い場合にも、定員を10名超えるごとに補助員1名をつけることになっており、補助員をふやして対応を行うとの答弁がございました。  また、委員から、改修工事も重要だが、鯖江市の児童クラブ運営の全体像はとの質疑に対し、理事者から、児童クラブ運営は昨年度まで国がガイドラインで運営基準を示していたが、本年から児童1人当たりの面積や指導員配置数などの要件を各自治体で決めることになった。要件を超えるところへの対応は5年間の猶予を持たせると条例に規定しており、この5年のうちに対応するが、指導員や場所の確保などの運営体制のめどがついたところから順次対応しているとの答弁がありました。  また、委員から、子供さんを預かるということで、不審者対策も含め、安心・安全対策についていろいろなことが問われる時代でもあるので、今回の整備工事の段階で配慮すべき点も多いだろうと思うので、その辺も十分に留意していただき、整備を進めてほしいとの要望も出されました。  また、民生費障害者福祉費児童デイサービス等事業費について、委員から、今年度上半期利用延べ人数は昨年度上半期より39%近く増加しているというが、利用者数の伸びを当初予算の際、見込めなかったのかとの質疑に対し、理事者から、ここ二、三年は利用者数が45人程度で推移しているため、今年度も若干の伸びでおさまるという見込みであったが、見込み以上に伸びた主な要因としては、近隣の福井市などに利用できる事業所がふえたことで、利用者利用日数そのものがふえたことによるものと考えているとの答弁があり、委員から、ニーズの把握を的確に行って、当初予算所要額を計上するようにとの要望も出されました。  次に、教育費体育施設整備費について、鯖江総合体育館耐震補強工事についてでございますが、委員から、来年度1年間、耐震補強工事により総合体育館が使えなくなることを各種団体利用者へ周知し、市外の施設とも連携をとるということだが、工事期間中の各種体育イベントなどに支障はないのかとの質疑に対し、理事者からは、総合体育館の利用の現状は、一般の競技の練習のほか総合型スポーツクラブ、各種競技の協会長杯、また市長杯、県の大会もあり、県の大会は競技団体に他市の会場での開催の検討をお願いしていく。また、市の会長杯などは、市の競技団体がメーンなので、開放学校として利用している小中学校の体育館や公民館併設の体育館などの利用調整の中で、市の大会に譲っていただくよう協議を進めていくとの答弁がありました。  また、委員から、28年度に市の主催事業は中止になるのか、また会場はどうするのかとの質疑に対し、市主催事業には市民スポーツの日、つつじマラソン、市民なわとび大会などがあり、これらは市内のスポーツ施設や文化センター、スポーツ交流館などの市内スポーツ施設を活用して、市の大会は全て開催する計画見込みであるとの答弁がございました。  続きまして、議案第69号 平成27年度鯖江市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、特段申し上げるべき質疑はございませんでした。  以上のような経過を踏まえ採決いたしました結果、議案第68号および議案第69号について、全員の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で教育民生委員会の報告といたします。 ○議長(末本幸夫君) ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  20番 菅原義信君。              〇20番(菅原義信君)登壇 ◆20番(菅原義信君) ただいま各常任委員長の報告のあった中におきまして、幾つかの点で反対の意見を述べ、討論に参加をいたしたいと思います。  その前に、先ほど総務常任委員長が報告された中におきまして、第72号、マイナンバーに関する議案でありますけれども、これが全員の賛成であったと、こうした報告がなされたわけであります。しかし、これは私の委員会におけますミスでありまして、反対をここに改めて申し上げて、訂正させていただきたいと、こういうぐあいに思います。  それで、まず第1にはマイナンバーに関してであります。  せんだって大阪の堺市の元選管の職員が、選挙人の名簿を私的に持ち出してをして、対外的に流用できるような状態に置いておいたということが事件として報道されました。セキュリティーが万全であったとしても、結局は人が扱うものであって、悪用のリスクは排除できないということの一つの証左だと思うのであります。  それともう一つは、今日でもそうでありますけれども、幾つかの点で今まで軽減税率にかかわっていろいろな議論がなされてきたわけであります。その軽減税率にかかわってでありますけれども、財務省の案の中におきましてマイナンバーを利用すると、こうしたことが持ち上がっていたということであります。つまり、対象品目について、マイナンバーを提示した者の中で、軽減税率の対象となる方について特定をし、その分については還付をすると。こうした制度を導入してはどうかというのが財務省の案の中にはあったそうであります。  つまり、国家が個々人の社会生活全般を一元的に管理、掌握できる、そうした制度がマイナンバーの制度だと思うのであります。消費動向まで把握できてしまう。そうしたものになってしまうわけであります。こうした制度が導入されるということに対しましては、やはり薄ら寒いものを感じざるを得ないところであります。したがって、第71号、第72号については反対だということを申し上げておきたいというぐあいに思います。  それと、第74号、第76号、第77号でありますけれども、この件については、一般質問の中でも私、触れさせていただきました。要は、下水道事業というのも市民にとってはライフラインの一部でありますし、社会福祉を支える重要な施策の一環だということであります。そうした観点がやはり薄らいでくるのではないか、そうした懸念を持たざるを得ません。そして、料金値上げをしやすいと申しますか、そういうことが一目瞭然となるような、そしてその結果、料金値上げを、安易とは申しませんけれども、できやすいような、そうした会計制度になるのではないかと、こうした不安を持っているわけであります。それと、こうしたこととかかわりまして、料金値上げそのものについては、先ほどの委員長報告の中にもありましたけれども、各自治体の中におきましては、鯖江市は上位のランクでもって料金体系が高いということになっているわけでありますし、そうした傾向を一層強めてくるのではないかという懸念を持たざるを得ないところであります。  それともう一つは、第68号 一般会計の補正予算についても、一言述べて反対の立場を表明しておきたいと思います。これも委員長報告の中でも触れられてはいましたけれども、一方では、下水道料金でありますとか、あるいはこの間医療、介護あるいは子育てにかかわって市民負担というものが随分ふえてきているわけであります。そうした中にあって、今回、財政調整基金へ1億7,000万、減債基金へ5,000万の積み増しをすると、こうした案が提示をされているわけであります。再来年からは消費税も10%に引き上げられると、こうしたことが言われているわけでありまして、一層市民負担というものが大変大きなものになってくるわけであります。こういう中で、財調基金に積み増しをするという財政運営のあり方に対しては、大きな疑問を持たざるを得ないところであります。  こうした趣旨をもちまして第68号、第71号、第72号、74号、76号、77号については反対を表明しておきたいというぐあいに思います。  以上でございます。 ○議長(末本幸夫君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、議案第68号 平成27年度鯖江一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。本案に対する各常任委員長の報告は、いずれも可決であります。各常任委員長の報告のとおり賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(末本幸夫君) 起立多数であります。  よって、議案第68号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号 平成27年度鯖江市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、議案第69号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号 平成27年度鯖江水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、議案第70号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号 鯖江個人番号の利用および特定個人情報の提供に関する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(末本幸夫君) 起立多数であります。  よって、議案第71号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号 鯖江個人番号カードの利用に関する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(末本幸夫君) 起立多数であります。  よって、議案第72号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号 鯖江地元企業就労者支援住宅の設置および管理に関する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、議案第73号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第74号 鯖江下水道事業設置等に関する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(末本幸夫君) 起立多数であります。  よって、議案第74号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号 鯖江税条例等の一部改正についてを採決いたします。本案に対する総務委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、議案第75号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第76号 鯖江農業集落排水処理施設設置および管理に関する条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(末本幸夫君) 起立多数であります。  よって、議案第76号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第77号 鯖江下水道条例の一部改正についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(末本幸夫君) 起立多数であります。  よって、議案第77号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第78号 鯖江環境教育支援センターにおける指定管理者の指定についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、議案第78号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第79号 市道路線の認定についてを採決いたします。本案に対する産業建設委員長の報告は可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、議案第79号は、原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第3.議案第80号 鯖江教育委員会委員の任命についてから日程第5.議案第82号 鯖江固定資産評価審査委員会委員の選任についてまで ○議長(末本幸夫君) 日程第3、議案第80号 鯖江教育委員会委員の任命についてから、日程第5、議案第82号 鯖江固定資産評価審査委員会委員の選任についてまで、以上3件を一括議題といたします。  理事者の提案理由の説明を求めます。  牧野市長。              〇市長(牧野百男君)登壇 ◎市長(牧野百男君) それでは、ただいま追加御提案いたしました議案につきまして、御説明申し上げます。  最初に、議案第80号 鯖江教育委員会委員の任命についてでありますが、教育委員会委員の瀧波留美子氏が12月25日をもちまして任期満了となりますので、その後任といたしまして笹本憲子氏を新たに任命しようとするものであります。同氏は人格識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第81号 鯖江公平委員会委員の選任についてでありますが、公平委員会委員の山田桂久氏が12月25日をもちまして任期満了となりますので、その後任といたしまして佐々木常雄氏を新たに選任しようとするものであります。同氏は人格識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  次に、議案第82号 鯖江固定資産評価審査委員会委員の選任についてでありますが、固定資産評価審査委員会委員の高田靖子氏が12月25日をもちまして任期満了となりますので、引き続き同氏を選任しようとするものであります。高田靖子氏は人格識見ともにすぐれた方であり、適任と考えますので、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。  以上、追加御提案いたしました議案について御説明を申し上げました。何とぞ慎重に御審議くださいまして、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(末本幸夫君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題になっております議案第80号から議案第82号までの3件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、議案第80号から議案第82号までの3件については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第80号 鯖江教育委員会委員の任命について、本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第80号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第81号 鯖江公平委員会委員の選任について、本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、議案第81号は、原案のとおり同意することに決しました。  次に、議案第82号 鯖江固定資産評価審査委員会委員の選任について、本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第82号は、原案のとおり同意することに決しました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第6.市会案第6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書について ○議長(末本幸夫君) 日程第6、市会案第6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書についてを議題といたします。  提出者の提案理由説明を求めます。  教育民生委員長 佐々木勝久君。           〇教育民生委員長佐々木勝久君)登壇 ◎教育民生委員長佐々木勝久君) 市会案第6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書につきましては、意見書の朗読をもって提案理由とさせていただきます。  市会案第6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書。  公的年金は高齢者世帯収入の7割を占め、6割の高齢者世帯が年金収入だけで生活している。また、特に高齢化率の高い都道府県では県民所得の17%前後、家計の最終消費支出の20%前後を占めているなど、年金は老後の生活保障の柱となっている。  そのような中で、政府は、成長戦略である「日本再興戦略」などにおいて、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に対し、リスク性資産割合を高める方向での年金積立金の運用の見直しを求め、GPIFは、昨年10月に変更を公表した。年金積立金は、厚生年金保険法等の規定に基づき、専ら被保険者の利益のために、長期的な観点から安全かつ確実な運用を堅持すべきものであり、日本経済への貢献が目的ではない。まして、GPIFには保険料拠出者である被保険者の意思を反映できるガバナンス体制がなく、被保険者の意思確認がないまま、政府が一方的に見直しの方向性を示すことは問題であると言わざるを得ない。リスク性資産割合を高め、年金積立金が毀損した場合、結局は厚生労働大臣やGPIFが責任をとるわけではなく、被保険者・受給者が被害をこうむることになる。  こうした現状に鑑み、本議会は政府に対し、下記の事項を強く要望する。  記。  1、年金積立金は、厚生年金保険法等の規定に基づき、専ら被保険者の利益のために長期的な観点から安全かつ確実な運用を堅持すること。  2、これまで安全資産とされてきた国内債券中心の運用方法から株式等のリスク性資産割合を高める方向での急激な変更は、国民の年金制度に対する信頼を損なう可能性があり、また、国民の財産である年金積立金を毀損しかねないため、早急に見直すこと。  3、GPIFにおいて、保険料拠出者である被保険者意見を反映できるガバナンス体制を構築すること。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成27年12月18日。福井県鯖江市議会。  なお、提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、以上であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(末本幸夫君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  ただいま議題になっております市会案第6号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) 御異議なしと認めます。  よって、市会案第6号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  市会案第6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書についてを採決いたします。本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、市会案第6号は、原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第7.市会案第7号 北陸新幹線金沢・敦賀間開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書について ○議長(末本幸夫君) 日程第7、市会案第7号 北陸新幹線金沢・敦賀間開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書についてを議題といたします。  提出者の提案理由の説明を求めます。  総合戦略等特別委員長 小竹法夫君。           〇総合戦略等特別委員長(小竹法夫君)登壇 ◎総合戦略等特別委員長(小竹法夫君) 市会案第7号 北陸新幹線金沢・敦賀間開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書について提案理由の説明をいたします。  現在、北陸新幹線事業において、金沢・敦賀間開業後に敦賀駅での在来線との乗りかえについて検討が進められています。しかし、認可当初の計画であるフリーゲージトレインの車両開発に見通しが立っておらず、また、敦賀駅での乗りかえにおいて、駅構内での長距離移動を余儀なくされることなど、利用客にとって物理的負担が甚大であります。  さらには、本市を初めとする北陸地方は関西・中京圏とのつながりが強く、平成39年には東京・名古屋間でリニア中央新幹線の導入も予定されており、今後、ますます交流人口が拡大するものと期待されていることなどを考慮すると、乗りかえ利便性が高い福井駅を乗りかえ拠点と位置づけ、北陸地方と関西・中京圏を結ぶべきと考えることは、至極妥当であります。  この問題について、平成25年12月定例会および平成26年12月定例会において、同様な趣旨の請願を総合戦略等特別委員会の前身である総合交通・まちづくり特別委員会に付託審議され、本会議において趣旨採択となった経緯もございます。  このような状況において、12月9日および12月15日に総合戦略等特別委員会を開催し、12月9日の委員会の席上で、牧野市長みずから鯖江市議会に対して独自の意見書提出の必要性を説明され、これを受け委員会で審議した結果、委員全員一致で意見書の提出を決したものであります。  以上のような経過を踏まえ、市会案として意見書を提出いたしますので、議員各位の御理解と御賛同をよろしくお願いをいたします。  では、意見書の朗読をもって内容説明と提案理由とさせていただきます。  北陸新幹線金沢・敦賀間開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書。  本市を初め北陸地方は、関西・中京圏とのつながりが強く、鉄道利用者は平成22年度で1日当たり2万100人の交流があるほか、さらに平成39年には東京・名古屋間でリニア中央新幹線の導入も予定されており、今後ますます交流人口が拡大するものと期待をされている。  このような状況において、北陸新幹線は、高速交通体系の柱としての日本海国土軸の形成や国土の均衡ある発展に必要不可欠な国家プロジェクトであるとの大局的見地から、新幹線整備事業とともに、デメリットとなる並行在来線の経営分離についても、本市議会として一定の理解を示してきた。  また、金沢・敦賀間開業3年前倒しが決定した反面、認可当初の計画であったフリーゲージトレインが、車両開発の遅延など、その実現性が非常に危ぶまれている。さらには、現在、敦賀駅での在来線との乗りかえについて検討が進められているが、敦賀駅に併設される新幹線駅は、8階建てビルに相当する地上約24メートルの高さにホームが設置されることや、駅舎自体が在来線駅舎と約200メートル離れた位置に建設される計画であることから、ホーム間の移動には相当の時間が必要になる。  そこで、鉄道利用者のために、敦賀駅よりも乗りかえ利便性が高い福井駅を乗りかえ拠点と位置づけて北陸地方と関西・中京圏を結ぶべきと考える。  こうした現状に鑑み、関西・中京圏との利便性を確保するため、次のことを強く要望する。  北陸新幹線事業を取り巻く情勢の変化に対応するため、金沢・敦賀間開業後も福井駅まで特急「サンダーバード」「しらさぎ」を存続させること。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  平成27年12月18日。福井県鯖江市議会。  なお、提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、国土交通大臣、内閣官房長官であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(末本幸夫君) ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  ただいま議題になっております市会案第7号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、市会案第7号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  市会案第7号 北陸新幹線金沢・敦賀間開業後の特急「サンダーバード」「しらさぎ」の存続を求める意見書についてを採決いたします。本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(末本幸夫君) 起立全員であります。  よって、市会案第7号は原案のとおり可決されました。    ………………………………………………………………………………………… △日程第8.議員の派遣について
    ○議長(末本幸夫君) 日程第8、議員の派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本件につきましては、地方自治法第100条第13項および鯖江市議会会議規則第165条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(末本幸夫君) 異議なしと認めます。  よって、配付のとおり派遣することに決しました。  ただいま決しました議員の派遣について、派遣の期間、場所等に変更があった場合の取り扱いについては、議長に一任いただきたいと存じます。    ………………………………………………………………………………………… ○議長(末本幸夫君) 以上で、今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。  これをもちまして、第403回鯖江市議会定例会を閉会いたします。  御苦労さまでした。                閉会 午前11時05分...